今回は、犬が食糞後に吐く原因・食糞をしてしまう原因と、改善方法について詳しくお話します。

食糞の原因をまず理解しましょう！

犬にやめさせたい行動の1つとして、非常に多く声が上がるのが「食糞」です。

自分でしたうんちを食べてしまったり、多頭飼いをしている場合はほかの子のうんちを食べたりと様々なケースが存在します。

ひどい子になると、散歩最中に落ちていたうんちを食べてしまう子もいます。

1歳を過ぎても食糞が直らない場合は、腸内環境の乱れが影響している可能性が高いです。

我が家では食生活を工夫することで改善がされました、詳しくは下記の改善までの道のりを是非参考にしてください。

食糞原因は3種類に分類されます

食糞の原因は、

【1】年齢によるもの
【2】環境の変化によるもの
【3】犬が自ら行うもの

の3種に分けられます。

犬が食糞をすると、何か病気になってしまわないか心配になると同時に、うんちを食べた口で飼い主さんを慕ってぺろぺろと舐めに来ようものなら払いのけてしまいたくなりますね。

食糞が常習となると、犬の健康状態も悪くなり、嘔吐や体調不良にもつながってしまいます。

犬と飼い主とのコミュニケーションも取りづらくなってしまいますので、食糞の原因を知って止めさせるように躾をしていきましょう。

１、年齢によるもの

犬が1歳未満の子犬だとしたら、食糞をする行動は異常ではありません。

子犬は身の回りにあるものを口の中に入れて、安全か危険かを判断する生き物です。

人間の赤ちゃんも同じように、何でも口の中に入れますね。

この際の対処法としては、「口の中に入れてほしくないものは近くに置かない」事です。

子犬がうんちをしたら、できるだけ早く片付けて、食糞につながらないようにしましょう。

1歳を過ぎても食糞が直らない場合は、腸内環境の乱れが影響している可能性が高いです。

２、環境の変化によるもの

母犬が子犬を産むと、その子犬のうんちを食べる食糞行動が現れます。

この子犬のうんちを食べる食糞行動も自然な行動の1つです。

野生時代は、自分たちの巣穴が外敵に知られないよう、できるだけ臭いを消す必要がありました。

そのため、子犬がしたうんちを母犬が食べて、巣穴の中に臭いをこもらせないよう、清潔に保っていました。

今でもその本能は残っているので、子犬のうんちを食べる行動を起こします。

また、犬自身に飼い主さんからの愛情が十分にもらえないストレスを抱えていたり、散歩に行きたいのに行けなかったり、遊びが足りないなどの変化があると、問題行動の1つとして食糞をします。

３、犬が自ら行うもの

一度何の気もなしにうんちを興味本位で口の中に入れたところ、飼い主さんが喜んでくれたと犬が誤って認識をしている場合（実際には飼い主さんは驚いてドタバタしたはずですが）、犬は飼い主さんの気を引こうと、自らの意思で食糞行動を起こします。

また、消化不良を起こしてうんちの中にドッグフードの臭いなどが残っている場合、食べ物と勘違いして食糞をする可能性があります。

普段与えられているご飯の量が少なすぎて、うんちを食べている場合もあります。

■食糞後の嘔吐の原因■

食糞をした後に嘔吐する原因として、「うんちは自分の体にとって不必要なものだった」という体の自然な反応と、「食べすぎや消化不良を起こしている」という犬の消化器官の状態からなる反応があります。

食糞をする原因の1つとして消化不良があげられますが、その場合は消化器官が弱っている場合もあり、嘔吐もよく見られます。

消化不良の場合には、消化が良い缶詰めや良質なたんぱく質が配合されたドッグフードなどを与えてみてくださいね。

吐いた後にケロっとしていて元気もある場合、犬はよく嘔吐する生き物ですので、あまり心配はいりません。

しかし、1日のうちに何度も嘔吐を繰り返す、嘔吐以外にも熱やぐったりした様子がある、下痢も伴っている場合は、動物病院に相談しに行ってくださいね。